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その後...雑と呼ばれる美味キノコ(訪問記録)2011.10.22~23

今朝のこと。

満員電車に揺られていると、朝から珍しく電話が鳴った。

出られないのでそのままにしていたが、切れるとすぐに鳴るので、急ぎかもと思い出ることにした。

まわりを気にしながら携帯を耳にあてると、いきなり甲州弁が飛び込んできた。

「ちーともでないけぇ死んじまったかと思ったずら」

師匠です。

「きのこくったけ?」

「きのこご飯にしておいしくいただきましたよ...あれ?食べてないんですか?」

「喰おうと思ってあらったけんどよぉ...図鑑見てもこれだっていうきのこがないんでどうするかぁって悩んでるずらよ」

おやおや...

中毒を心配してくれる気持半分、毒見の結果を知りたい気持半分といった状況のようです。

「あれ、ハタケシメジですよ!昨日帰る途中に本屋で持っていないきのこ図鑑をあさって調べました。茶褐色で傘の真ん中が窪むハタケシメジもあるみたいですよ。ハタケは成長形がいろいろあるみたいです。」

「そうけぇ!そしたら日曜日に行って土持ってくるけ!庭に仕込んでおけば来年もはえるずら!」

そういって嬉しそうに電話をお切りになりました。

ハタケシメジ

ホンシメジと同じ成分が入っているため味も近いと言われています。

師匠が喜ぶ気持がよくわかります。

ハタケシメジが民宿の食卓に並ぶか否かは、お母さんの信頼次第であります。

そしておいらはハタケシメジがすっかり気に入りまして、明日もシメジご飯であります!

PA250013.jpg
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テーマ : 地域情報
ジャンル : 地域情報

雑と呼ばれる美味キノコ(訪問記録)2011.10.22~23

わたくし普段はスーツを着て会社勤めをしております。

毎日大きな3WAYバックを持ちあるいておりまして、若い頃は仕事の資料やらパソコンやらを入れておりました。

コンプライアンスやらセキュリティやらが厳しくなり、仕事に関わる一切の持ち運びが禁止されている昨今...

3WAYバックの中には、弁当とコーヒーと奥秩父の地形図と...

そしてそしてきのこ図鑑が入っております。


10年以上も一ノ瀬に通っているというのに、まだまだ踏み込んだことの無い沢やら尾根やらがありまして、どうやってとりつくかを考えるとわくわくしてきます。

そして、秋になるとどんなきのこが出るのかも気になり、雨が降るというのに、ついつい出かけてしまうわけです。


そんな土曜の朝

大雨の中、都内を抜けて奥多摩湖畔を走り、雲に覆われた紅葉の尾根を眺めながら一ノ瀬に向かいました。

しゃくなげさんに車を泊め、裏山の紅葉を見上げると、混生林の紅黄緑が霞んで見えます。

お母さんに、散歩して来ると告げ、山道を進み、薮をこいで、密かに「エノキ沢」と呼んでいる枝沢に分け入りました。

藪をかき分けつつしばらく進むと、立ち枯れの木にわんさか生えるエノキを発見!

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これがエノキダケです。

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スーパーで売っている白いひょろひょろしたエノキは、日光を当てずに育てたエノキのモヤシなんです。



土手に上がり、チャナメツムタケと...

_DSC7356.jpg


クリタケも採り...

_DSC7386.jpg


手持ちの袋が一杯になった。

この日の収穫!

_DSC7364.jpg



しゃくなげさんでお昼をいただいていると、某新聞社主催和名倉登山ツアーのバスが到着。

ツアーのお客様は、今夜将監小屋に泊まり、日曜日の早朝に出発して和名倉をピストンする予定とのこと。

山には登らないバスの運転手さんは民宿に泊まります。

この日の宿泊は、運転者さんと私の二人なので、夕食は同じ食卓で話をしながらいただきました。

食事が済むと、運転手さんは、宿常設の「サラリーマン金太郎」全巻かかえそそくさと部屋に撤収しましたので、しゃくなげさんの食卓にお邪魔し、師匠(息子さん)と日本酒をぬる燗で戴きました。


日曜日

師匠と二人できのこ採りに出かけました。

エノキ,ナラタケ,クリタケ,チャナメツムタケ,ムキタケ,ヌメリスギタケ

ムキタケ

PA230011.jpg


2人で持ちきれないくらい採りました。

たぶん、今年の営業が終わる11月末まで困らないくらい、『雑きのこ』をたっぷり採りましたので、紅葉狩りに是非お出かけください。


雑きのこ

身近にあって比較的たくさん採れるきのこのことを「雑」とか「雑キノコ」なんて呼ぶそうです。


雑きのこ

舞茸が採れると捨てられてしまう可哀想なきのこ。

でも、食べてみると旨い!

ナラタケを鍋に入れると良い出汁が出てびっくりするくらい美味しくなります!

クリタケは天ぷらにしてもそば汁に入れても旨い。

チャナメツムタケは『ツチナメコ』と呼ばれるようにナメコ代わりに味噌汁や鍋に入れても旨いけど、椎茸の変わりに煮物に入れるのも好き。

面倒な時はまとめて鍋にします。鶏肉と相性が良い気がします。鶏ダンゴなんかも良いですね。


しゃくなげさん用のキノコの話はここまで。


以下余談です...

帰る途中、雑の中でも少々珍しいオオツガタケを採りに行きましたが、残念ながら今年は出ていませんでした。

ですが、偶然シメジらしきキノコの群生を見つけ、持ち帰って図鑑で調べることになりました。

香りマツタケ味シメジと言いますが、この"シメジ"は"本シメジ"という種類で、スーパーで売っているブナシメジとは全く違うキノコです。本シメジほどではありませんが、シメジ類は美味しいキノコが多いそうです。

でも、シメジは、けっこう難しいんです。

美味しそうに見えて毒があるシメジもあるんです。

ウラベニホテイシメジという美味しいキノコとそっくりなクサウラベニタケという毒キノコがあって、プロも間違えるくらい紛らわしい。毎年誤食による中毒が出ています。


しゃくなげさんに戻り、きのこ図鑑で調べてみましたが、傘の形、ひだ、つば、つぼ、足の色や形が一致するキノコが見つかりません。

ハタケシメジに一番似ている気がしますが、断定できません。

「かじってみるけ」

おもむろに傘をかじる師匠。

30分経っても症状が現れないので、じゃあ茹でて食べてみるかということになり、師匠と自分で一本ずつかじります。

「あ!旨い!」

良い味がします!

「もうやめなさい!」

と、お母さんに止められますが、意外や旨かったので、なんとか種類を特定したいところです。

お母さんの手前、その場で食べるのはやめましたが、師匠と分け合って持ち帰りました。


そして、今日の夕食は、持ち帰った謎のキノコで「キノコご飯」を炊いて食べました。


やっぱり旨い!

あれから2時間以上経過しましたが、神経系も消化器系も異常なし!

やっぱりこれ、ハタケシメジではなかろうか!

それとも、既に神経系がやられ、わからなくなっているのであろうか???

むむむ...


※いろいろ問題があるので、謎のシメジの写真はアップしません。

9月連休はきのこの季節

きのこ狩りの楽しみを覚えてからというもの、お盆を過ぎた頃から天気や気温がやたらと気になるようになりました。

山を愛するものは『とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ』などといいます。

私も頑なに守ってきましたが、自転車や登山目的で山に入り一日遊んで帰ると、しゃくなげさんのご家族に『また手ぶらで帰ってきて、無駄に山を歩きまわるんでねぇ』なんて怒られたものでした。

山で暮らす人々にとっては、遊ぶ場所ではなく収穫の場所なんですね。

そんな訳で、なにかとお世話になっているしゃくなげさんのお手伝いのつもりで、ご家族の皆様がきのこ狩りに出かけるときに同行するようになりました。

ここ数年は、ご家族の皆様と情報交換などをしながら、単独で山に入りご家族に代わって調達できるようになりました(ちょっと自慢)。


きのこ狩りの面白さは、宝探しに似ている気がします。

地元には「美人ときのこはみかけたときに採れ」という言葉があるそうです。

去年採れたからといって同じ場所に今年も出るとは限らず、まだ幼菌だからといって残しておき、成長した頃に出かけると誰かに採られていたなんてことも。

でも、あきらめずに探し歩くと、今まで出なかった場所に群生していることもあり、あっというまに大型ザックがいっぱいになったりします。

採ったきのこは、しゃくなげさんに渡し、余った分をもらって帰ります。


山に入れば、いろいろな種類のきのこを目にしますが、私が採るのはしゃくなげさんの料理で使われているきのこが中心です。

私が把握しているのは大体11種類です。

まいたけ(※)
ますたけ
しいたけ(※)
はないぐち
ならたけ/ならたけもどき
くりたけ
ちゃなめつむたけ
えのきたけ
なめこ(※)
むきたけ
ひらたけ

※天然ものの収穫期以外は栽培もの、または冷凍保存された天然ものを使用


ご家族の皆様は、甲府にお住まいですので、まいたけなど収穫の難しいきのこは県内のあちらこちらで採っているようです。

舞茸の出る木は親子でも教えないというだけあって、そう簡単にはね。自分で苦労して見つけよということでしょう。

そんな訳で、9月連休前半の3連休は単独で甲州市某沢の源流域を中心に、後半の3連休は丹波山村某沢の源流域を中心に歩き、甲州市某沢源流域ではまいたけ2株、丹波山村某沢源流域でも1株採りました。

はじめの2株は下がっていて(熟しすぎて痛んでいる)、お客様用には不向きということで、古くなった場所を削り、自分用に持ち帰りました。

最近、ご高齢のお母さん一人では、民宿の切り盛りが大変なので、宿泊の予約を断るケースも増えています。昔に比べ、きのこをいただく量も増えたような気がします。

唐松の紅葉が終わる頃、ヒラタケが出るときのこの季節は終わりを迎えます。

それまで、頑張って採るぞ!

舞茸2

トレジャーハント

この季節、民宿しゃくなげさんでお食事をいただくと、天然舞茸の料理がテーブルに並んだりします。

東京では料亭やレストランでしか味わえない天然マイタケが通常料金のまま食卓に並ぶので、驚かれた方も多いのではないかと思います。

このマイタケ、民宿のご家族の方が代々受け継いできた秘密の場所で採っています。

昨日、しゃくなげさん"イチ"のトレジャーハンターであるマーさんに連れられ、マイタケ採りに同行しました。

場所は山梨県某所。

登山道を小走り状態で歩き、獣道を分け入って、目的の場所に到着いたしました。

それは、登山道からは遥かに外れた某尾根と思われます。

なるほど!凄まじい場所です。

真っ直ぐ立っている事さえままならない場所。

自然に対してローインパクトを心がけている私ですが、そのポリシーを貫くと、転げ落ちてしまいます。

「じゃあこぐれさんはそっち周りで」

という事で、どんな木に着くのかレクチャーを受け、二手に別れての捜索です。

しかし、簡単には見つからず、半ばあきらめかけたその時..




ありました!

ちっちゃいけど。

真っ黒な『熊の毛』がついているけど。

良く見ると、その熊が上に座ったために手前の部分が崩れてしまっているみたいだけど。

それでも、自力で見つけました!

感動のあまり涙が。

その後、マーさんと合流し、更なる大物を立て続けに発見!







2人で持ちきれないほどの収穫になりました。


ヘロヘロになり下山。一日がかりの大遠征でした。

今年の夏は、北アルプスの穂高をテントで縦走し、最近は竜バミ沢を上がったりもしましたが、このトレジャーハントが一番キツイです!

ちなみに、業者では1Kg7000円で取り引きされると聞いたことがあります。

そんな訳で、シーズンになると、山は一攫千金を狙うプロのトレジャーハンターで賑わいます。

マイタケは、出る木を知っていても、出ない年もあるので確実に採れるとは限らない。

出たとしても、先を越されたら採れない。


気力,体力,天気,時の運...


まぁ、素人さんにはまんず採れないでしょう。



その天然マイタケ、現在『民宿しゃくなげ』さんで販売中です。

お近くにお寄りの際は、是非のぞいて見て下さいませ。
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Author:こぐれえいじ
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